QNAPのレガシーボリュームとは?
QNAPでQTSオペレーティングシステムを使用していると、レガシーボリュームという用語に出会うことがあります。簡単に言うと、レガシーボリュームとは、古いバージョンのQTS(QTS 3.x以前)で作成されたボリューム、またはシステムをQTS 4.0以降にアップデートした際に「引き継がれた」ボリュームのことです。Legacy Volumes
特徴と制限
- このボリュームは引き続きデータ保存に利用可能ですが、static、thick、thinボリュームなどの「新しい」ボリュームとは挙動が異なります。
- 大きな制限の一つとして、スナップショット機能がサポートされていません。そのため、最新QTSの主要機能の一つを利用できません。
- 「レガシー」ステータスのため、最新のStorage & Snapshots機能との互換性がない場合があります。
推奨事項
システムにレガシーボリュームが残っている場合、QNAP自身は以下を推奨しています:
- レガシーボリュームのすべてのデータをバックアップする。
- 必要に応じてstatic、thick、thinのいずれかの新しいボリュームを作成する。
- 新しいボリュームにデータをリストアする。これにより、最新のStorage & Snapshots機能を活用できます。
なぜ移行を検討すべきか?
- スナップショットやその他の最新機能を利用するため。
- 長期的な安定性や、今後のQTSバージョンとの互換性を確保するため。
- レガシーボリュームには特定の制限(例:パフォーマンスや有効化できない機能)があるため。
- レガシーボリュームを使用していると、システムの移行やアップグレード時に問題が発生したという報告が多くあります。例:ファームウェア更新後にボリュームがアクセス不可または「消失」する。
ユーザーやコミュニティからの実用的なヒント
- 一部のユーザーは、古いNASから新しいNASにディスクを移動した際、レガシーボリュームとして認識されたと報告しています。
- ファームウェアアップグレード後にボリュームが「消失」またはアクセスできなくなったが、物理的にはディスク上にデータが残っているというケースもあります。
- NAS間バックアップ(例:HBS3使用)では、レガシーボリュームがターゲットとして認識されない場合があります。そのため、一つの解決策としてはレガシーボリュームを削除し、新しいストレージプール/ボリュームを作成し、そこにデータをコピーすることです。(詳細はこちらをクリック)
