QNAPシステムには現在、
rsync version 3.0.7 protocol version 30
が同梱されています。
このバージョンは2009年にリリースされたものであり、最新のrsyncリリースに含まれている多くの重要な使い勝手・互換性・パフォーマンス・セキュリティ向上がありません。
要望
同梱のrsyncパッケージを現在の安定したアップストリーム版(できれば3.2.x系)にアップデートしてください。
主な理由
- 進捗表示の強化
最大の使い勝手の制限の一つは--info=progress2が使えないことです。
最新のrsyncは、1つの全体転送進捗インジケータを提供しており、次のような場面で不可欠です:
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長時間のバックアップ作業の監視
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残り転送時間の推定
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多数のファイルにわたる総スループットの観察
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スクリプトや自動化処理の可視性向上
この機能がない場合、ユーザーが得られるのはファイル単位の進捗表示(--progress)のみで、膨大な数の小ファイルを転送する際にはほとんど意味がありません。
例:
最新rsyncの場合:
rsync -ah --info=progress2 source/ dest/
これにより、
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全体の進捗率(パーセンテージ)
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集計転送速度
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推定残り時間
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転送済み合計バイト数
などが表示され、今や標準的な運用機能とみなされています。
- セキュリティ・メンテナンスの懸念
rsync 3.0.7は非常に古く、現代のセキュリティ要件を満たしません。
新しいバージョンには、
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セキュリティ修正
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プロトコル強化
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改良されたチェックサム管理
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より安全なデーモン挙動
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最新のLinux/macOSとの互換性向上
などが含まれています。
- パフォーマンス向上
新しいrsyncリリースには、
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より高速なファイルリスト生成
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改良されたインクリメンタル再帰
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より効率的なメモリ管理
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オプションでxxhash/zstd圧縮サポート
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改良されたスパースファイル管理
などが実装されており、数百万ファイル規模のNAS用途では特に有効です。
- 3.0.7で欠けている現代的な機能サポート
例としては、
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--info=progress2 -
新しいチェックサム/圧縮オプション
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部分転送の強化
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ACL/xattrの強化サポート
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新しいプロトコル最適化
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IPv6対応の向上
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ロギング/デバッグ制御の強化
などが挙げられます。